株式会社サカエ
代表取締役:加藤氏
会社概要
創業 | 1958年(昭和33年) |
従業員数 | 20名 ※2023年3月現在 |
事業内容 | 酒類の卸売り配送事業 |
■ソコアゲ導入のきっかけ
加藤社長:信用金庫の担当の方が「専門家派遣のお困りごと解決の(無料)カリキュラムがあるよ」と教えてくれたので、やってみようと思いました。
そのときに来てくれた専門家の浅田さん(ソコアゲ専任コンサルタント)に「評価制度を入れたい」と伝えたところ、「まだ評価制度ができる段階ではないので、まずは組織づくりから始めましょう」と言われ、ソコアゲの組織診断を使って進めることになりました。
酒屋業界では評価制度を入れているところは少ないので、やってみたいと思っていたのですが、説明を聞いて今の会社がそれ以前の状態だと納得できました。
■ソコアゲ導入前の課題
浅田(コンサルタント):社長中心に話を聞いていたのですが、それだけでも組織がバラバラの状態だということが分かりました。
■実施してみての感想
加藤社長:みんながどう思っているのかが分かるというのに惹かれて診断してみた結果、ボロボロの数値が出ました。これはショックでしたね。ミッションやビジョンも伝えていたつもりでしたが、全然伝わっていませんでした。
診断結果を見て浅田さんからズバッと言われてむっとするときもありますが、落ち着いて考えるといつも納得がいくことばかりです。本当のことを言ってくれているのは有難いですね。
■ソコアゲ導入後の成果
加藤社長:今まで会社のルールや枠組みに社員を合わせようとしてきたんですが、これを逆にしないと社員の強みを活かせないんだということが分かりました。3年やって実らなかった人が、4年でできるようにはならないよな、と。
すべてを個人の強みに合わせることはできないですが、今は営業が得意な人はなるべく営業に回ってもらうなど、役割のバランスを変えて、なるべく強みに寄せていくようにしています。
浅田:専門家派遣のときは、部門別にOKRを設定して目的目標を明確にするところまではやりました。
加藤社長:専門家派遣が終わったあとも社内でOKRはやってますよ。部門の目標を個人の目標にまで落とし込みました。「今はどこがどうなってる?」というのを確認して、できているところをちゃんと褒めたり承認してあげるようにしたら、すごくいい仕事をしてくれるようになりました。
浅田:診断結果を見たときに配送部門の組織力が弱かったんです。だからまず目的目標を明確にするところから手をつけると効果が早く出ると判断しました。
■印象に残っていること
加藤社長:浅田さんからカレーライスの例でビジョンを説明してもらえたのはすごく分かりやすかったです。
カレーライスという言葉は同じでもそれぞれイメージする色や味や具は違っています。それと同じで、ビジョンも具体的に説明されなければカレーライスのように個人個人が勝手なものをイメージしてしまう。まさにうちはそんな風になっていたと思いました。
■会社の展望、今後取り組みたいこと
加藤社長:静岡でナンバー1を維持しつつ、将来的には静岡の飲食店の2件に1件がサカエという状態を目指したいです。社員がイキイキと笑顔で働いていて、家族や友達に自慢したくなるような会社にもしてきたいですね。
浅田:今の話を聞いて本当にサポートしていきたい会社だと思いました。私ももっと関わっていきたいです。